フライトスクール の選び方 基本編 その4(機体保有数と整備部門の有無)
前回に引き続きフライトスクール の選び方基本編として書いていこうと思います。費用編と重複するところがありますが、より詳細に書いていければいいなと思います。
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機体の保有数
前回のブログのフライトスクール の選び方 基本編 その4(訓練機体)で訓練機について詳細に書きましたが、今回はもっと踏み込んで機体の保有数について書きます。
訓練機体はC172かPA28のように全ての訓練で一貫して使えるものと何度も言っています。
ここで盲点なのが何機の機体を使っているかということです。
最新鋭のC172 S型でグラスコックピットの機体を使っていますが、なんと1機しかありません。
こんな訓練校では訓練生の都合に合わせた訓練ができません。中には訓練機を訓練生自ら購入して教官を雇って訓練をしているなんていう強者もいますが、1機だけで訓練校を回すのは不可能です。
整備もありますし、他の訓練生との兼ね合いもあります。
では最低何機あればいいの?
機体数で何機ということはできませんが最低でも訓練生5人に1機の割合が必要だと思います。また訓練機は1年に1回と100時間飛行するごとに1回の検査を行わなければなりません。検査の間はもちろん飛行できませんので代替え機も必要でしょう。
大雑把な言い方をして3機以上の機体の保有が望ましく、訓練生5人に1機の割合が良い。
なぜ最低5人に1機の割合?
これはインストラクターの数にもよりますが、1回の訓練で1.5時間飛行したとします。飛行前の点検がありますので一人につき2時間予約されたとします。仮に毎日訓練生が訓練を行う場合5人ですと10時間予約されることになります。
通常訓練校は8時から18時までの営業ですので、10時間がギリギリになります。
単純ですね。その上複数機あればもっと余裕のある機体の予約ができます。
3人に1機の割合が理想だと思います。
機体の種類
機体は3機以上で3人に1機のが理想、最低でも5人に1機と書きましたが、中には色々な機体を保有している訓練校もあります。色々な機体に慣れることはいいことですが、よく考えてみてください。
飛行技術の基礎を学ぶ段階で同じ種類の機体であっても個体差があって大変であるのに、タイプの異なる機体に乗ると技術の定着が遅れることは当然です。
同じ機体で何度も訓練を行えることが理想ですが、最低でもC172ならC172、PA28ならPA28で毎回訓練ができるような環境を選びましょう。
整備部門の有無
機体の保有数にも関係してきますが、訓練機体は年に1回の検査と100時間飛行するごとに毎回検査を行う必要がります。
このように全ての訓練機体は定期検査を行う必要があります。さらに不備が起こると修理屋整備を行う必要があります。
ここで問題になってくるのが整備部門の有無です。
整備部門を持っている訓練校ですとその場で修理もできますし、何より最優先で整備点検を行えます。
機体はあるのに整備不良で使えない、整備が行き届いてないため訓練フライトごとに何か不備が発生するなんていうのはよく聞く話です。
クリスタルエアログループは整備部門もあります。常時3人のメカニックがいるため機体トラブルに見舞われることはありません。
今回のまとめ
訓練校を選ぶ際には訓練機体はもちろん大事です、訓練機体の数と何より整備部門がしっかりしているかどうかも確認しましょう。
入校したはいいけれど、機体の不備等で飛行訓練ができずにジープラスフライトスクール に転校してきた方は割といます。
次回以降はインストラクター、試験官、訓練空域についても詳しく書いていければいいなと思います。
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