フライトスクールの選び方 費用編 その5(生活費・滞在費・生活環境)

前回までにフライトスクールの選び方 費用編として色々書いてきました。
今回で費用編を最後にして、次回以降は訓練の質だったり、訓練施設、試験官、学科試験、座学などより細かく訓練について書いていこうと思います。

それでは前回までのフライトスクールの選び方をまとめると、

  • M1ビザを発給できるFAA公認の訓練校を選びましょう。
  • 使用している訓練機体はC172やPA28で、自家用から計器飛行事業用まで、全て同じ機体で行える訓練校を選びましょう。
  • 機体のレンタル費用は燃料費や保険など全て含まれていて、相場の費用である訓練校を選びましょう。
  • 拠点空港が忙しくなく無管制空港で、訓練空域が近くにある訓練校を選びましょう。
  • 訓練生のことを最優先に考えてくれる教官がいる訓練校を選びましょう。

ということでした。

以前のブログはこちらから、

フライトスクールの選び方 費用編 その1(認定校・使用機体)

フライトスクールの選び方 費用編 その2(機体レンタル費)

フライトスクールの選び方 費用編 その3(拠点空港)

フライトスクールの選び方 費用編 その4(インストラクター)

 今回は費用編の最後として、生活費について書いていこうと思います。

生活費・滞在費

 訓練日数

お金儲けではなく訓練生のことを最優先に考えて運営されている訓練校ですと、実際のところ訓練費用に関してはそこまで大きな差が生まれません。

ただし生活費や滞在費などを含めると総額でかなりの金額の差が生まれます。
自家用だけの免許を取得する場合に、連続して滞在したとすると長くても3ヶ月程度です。ジープラスでは自家用短期取得パックですと35日以内です。

エアラインパイロットを目指して、自家用、計器飛行、事業用、多発機まで全ての免許を取得すると0から始めて最短で8ヶ月長ければ1年半かかります。
ジープラスでは平均10ヶ月です。

宿泊費

まずは1日の宿泊費について書いていこうと思います。 ほとんどの訓練校は海外の生徒のためにドミトリーやシェアハウス、寮などを自前で持っています。
中には自前の宿泊施設がなく近くのホテルに宿泊しなければならないような訓練校もあります。

宿泊施設ルークリーの外観の写真です
クリスタルエアログループ所有のシェアハウス
宿泊施設アビオリーの内側の写真です
シェアハウス内の様子
宿泊施設ポーチの二人部屋の写真です
シェアハウスベットルーム

宿泊費は1日いくらか、1ヶ月いくらかの金額で算出するところがほとんどです。クリスタルエアログループのシェアハウスは1人部屋ですと1泊31.8ドル、2人部屋は1泊15.9ドルです。近くのホテルですと1泊60ドルから100ドルです。全てのシェアハウスには自炊する設備があり、洗濯機や乾燥機も備え付けのものがあります。Wi-Fi環境も光回線で整っているため不自由なくインターネットも使えます。ハウスキーパーがいるためシェアハウスのメンテナンスも行なってもらえます。日本で言うところの家具家電付きのマンションでインターネットも使えるといったところです。

 宿泊費はかなり安いです。そのほかの訓練校では4人部屋で1泊30ドルだったり、1人部屋は1泊80ドルなんてところもあります。

生活費・物価

次に考えなければならないのは生活費です。自炊ができなければ毎日外食をすることになり予想以上にお金がかかります。ジープラスでは教官も同じシェアハウスに宿泊して訓練生とともに共同生活をします。訓練生と教官で食材もシェアしています。長年の共同生活で教官は料理の腕がかなり向上してますので美味しい夕食を食べながら座学を行なったりもします。夕食を当番で準備して持ち回りで調理するパターンがほとんどです。食費は1日5ドルくらいで過ごすことができます。

更に宿舎から訓練校までの移動手段も考える必要があります。アメリカと言えばほとんどの方は車社会をイメージされると思います。宿舎から訓練校まで距離がある場合は車を所有するか、学校が運行しているバスを利用しなければなりません。こちらも費用がかかります。

クリスタルリバーは3つの宿舎全てが空港まで徒歩5分圏内に位置しているために通学のために車を使う必要がありません。スーパーマーケットも徒歩圏内にありますし、買い出しに行く場合は学校所有の車か教官が所有している車を使ってスーパーマーケットに行きます。

宿泊費が高く、車を利用しなければならな環境ですと必然的に滞在費は高くなります。

更に物価の面で考えると大都市に近ずくほど物価は上がります。カリフォルニアなどで宿泊費込みで1日25ドルで過ごそうと思うとほぼ不可能だと思います。

宿泊環境

生活費・滞在費が安く済んだとしても治安や環境が悪くては意味がありません。海外ですので日本とは全く異なります。大都市に行けばスラム街や、とても危険なので入っては行けない地域などがあります。また田舎すぎて病院がなければ病気になったときに困りますし、近くのスーパーマーケットまで車で30分なんてところもあります。たまに外食したくてもそんなお店が近くにないなんてところもあります。

訓練校を選ぶ際は空港の周辺施設は当然ながら宿泊施設の周辺施設や治安も必ず考慮してください。

クリスタルリバーの環境

 クリスタルリバーは、フロリダ州の中西部にありメキシコ湾に面したところです。1年を通して温暖な気候で大都市であるオーランドやタンパまで車で1時間の距離にあります。キングズベイ自然公園が有名でジュゴンのような海洋生物のマナティが越冬しにくる湖があります。アメリカの田舎町で周辺住民は皆気さくでのんびりとした時間が流れています。アジア人特に日本人は珍しいので、日本から来たというとクリスタルリバーの訓練生かマナティを見に来たの?って聞かれます。

宿泊施設は空港まで徒歩5分圏内で、周辺住民はリタイヤされた方で人生の余暇をのんびりと過ごしている方が多いです。スーパーマーケットや病院、外食店も徒歩圏内で最高の居住環境です。訓練途中の息抜きでマリンスポーツやスキューバダイビングなども行えますし、近くにプールがある運動公園もあります。

詳しくは訓練環境(海外)のページを見てください。

今回のまとめ

訓練校を選ぶ際に訓練費用で考えることは当たり前です。以前のブログでも書いた通り、お金儲けではなく訓練生のことを最優先に考えた訓練校をまず探しましょう。

その上で生活面に置いても十分に考慮してください。

次回からは、訓練の質や、訓練施設、試験官、学科試験、座学などフライトスクールの中身で選ぶ方法について書いていこうと思います。

シェアハウス ルークリーの内装
教官が作る 夕飯
たまには外食 みんな大好き@Cracker’s
Cracker’s名物 5000kcalバーガー
たまに息抜き @タンパのビーチ
シェアハウスメンバーのさよならパーティでの一幕
合格祝い TGIF 教官はお酒が大好きです

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