訓練日誌 Part 9

アメリカに戻って間も無く1ヶ月になろうかとしています。

色々と落ち着いたのでブログ更新しようかと思います。

今回の渡米の目的はジェット機免許の取得と、ジェット機訓練の訓練内容の整備、自家用パイロット免許の訓練生の訓練となります。

旅程は毎度おなじみデルタ航空、羽田発デトロイト経由オーランド行き

やはりガラガラでした。いち早くコロナが収束してほしいものです。

最後の日本食は天ぷらうどんとビールでした。

気体に乗り込み果てしない目的地までの距離を実感しながら、ふと窓の外を除くと綺麗な富士山。
あとは機体内で飲んで寝るだけです。

オーランドに到着後次の日からCE525のタイプレートのトレーニング開始です。
時差ボケにめっぽう弱い私は最初の1週間瀕死の状態でした。

予定されていたコースは日曜日1日だけ休みの月曜始まりの12日間でした。

トレーニングに使用したシミュレーター。ジェット機のトレーニングは想像の50倍くらいは過酷でした。
シムでのトレーニングですので気象条件は最悪、機体におこる数々のトラブル。全てをマネージメントしなくてはなりません。

更に過酷な状況に追い込まれたのは取得しようとしている免許でした。

通常は二人一組で機体を運行するのですが、取得した免許はそれを一人で操縦できる免許です。
通常二人で解決していく問題を一人で行わないといけません、はっきり言って死ねます。

教官たちからも、普通はジェット機やターボプロペラ機の経験がある人が取得する免許で、
セスナ機などのピストン機しか操縦したことない人間がジェット機の免許で更にシングルを取得するのは不可能だと言われました。

そこまで言われると火がついちゃいました、やってやれないことはない。
免許の取得条件にジェット機の経験が必要なんて言われてないのでFAAはできると言っているのでしょう。

毎朝4時に勝手に目が覚めて予習と復習をして、だいたい朝の8時から座学とシムが始まり、夕方18時くらいに終わります。
今回は前回計器飛行を取得した訓練生と同時受講でした、彼は経験豊富なパイロットでしたので常に教えてもらいました。

おそらく一人で受講していたら間違いなく挫折していたと思います。

無事にカリキュラムを終了して、実際に免許を取得しました。

ジェット機の免許を取得して感じたことは、エアラインパイロットて凄いってことです。
機長になると半年に1回このシムトレーニングを行い、体調管理を徹底する。

私には無理な道ですし、改めてエアラインパイロット志望の訓練生は現実をわかってもらい事前に必要な考え方を徹底して教えようと思いました。

免許を取った2日後、アメリカの友人から実際の飛行機に乗せていただく機会をもらえました。

初めてコックピットから36,000フィートまで上がり、離着陸、巡航全てを担当しました。
いつも使っているクリスタルリバーの上空を通過した時は、感慨深かったです。

ジェット機の現地訓練校と打ち合わせをして、日本のタイプレートをアメリカで取得することができるようになりました。
私が通訳として入り、日本の試験官をアメリカに呼ぶことで取得が可能です。

2021年2月現在はコロナの影響で日本人試験官を現地に派遣することができないので、コロナ収束後になります。

今回はこの辺で 次回は近況報告になるかと思います

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訓練日誌 Part 9” に対して2件のコメントがあります。

  1. kato より:

    更新、楽しみにしてました!
    ジェット機免許すごいです。

    1. 飛行教官 より:

      ありがとうございます!

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