フライトスクールの選び方 費用編 その1(認定校・使用機体)
前回のブログから引き続きフライトスクールの選び方について書いていこうと思います。
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前回はまず大前提としてFAAアメリカ連邦航空局が認定しているPart141の訓練校を選ぶことをお伝えしました。
ではではPart141でもアメリカ国内に数百ありますが、その中で選ぶ基準は何?
そう思われる方に向けて今回のブログを書こうと思います。
費用はおそらく皆さんがもっとも気になるところだと思います。
費用には大きく分けて2つあります。訓練費用と生活費用です。
訓練費用とは?
訓練費用と呼ばれるものは以下のものです。
- 機体レンタル費
- 機体保険料および燃料費
- 教官同乗費用
- 座学費用
- 学科試験費用
- 最終試験費用
- 航空身体検査費用
- ビザ発給費用
- 訓練申請費用
まずは飛行機のレンタル費用についてお伝えします。
訓練をするにあたって飛行機を借りますので必ず必要です。
機体レンタル費用で重要なことは
機体は何を使っているかです。
さらに機体レンタル費用に保険料と燃料費が含まれているのかいないのかも重要です。
一般的に訓練機体はセスナ社のC172を使っているところがほとんどです。
4人乗りの高翼機体(羽がパイロットの頭より上についている機体)で安定性に優れ世界でもっとも生産された飛行機です。スカイホークの愛称で親しまれています。
時間当たりのレンタル費用の相場は保険料・燃料費込みで130ドルから200ドルです。
なぜ同じ機体でここまで費用の差が出るのか?
理由は同じ機体でも型式が異なるからなんです。
現在使用されているもので古くはN型やM型、比較的最近生産されているP型やS型などです。
詳しくはwikipediaのページでご確認ください。こちらをクリック
エアラインのようなデジタルグラスコックピットを採用しているものや、昔ながらのアナログ計器を搭載しているものなど様々です。
C172を使用していて値段が相場の範囲内でしたら選ぶに値する訓練校です。
レンタル費用が相場の範囲内を超えていれば選ぶに値しない訓練校なのは言うまでもありませんが、使っている機体がC172ではない場合注意が必要です。
C150、C152を使っている訓練校は大丈夫なの?
C150やC152はC172の弟分です。2人乗りの飛行機で訓練機として使っているところもあります。しかしほとんどの訓練校では事業用訓練課程の生徒のための時間貯め用に使用しています。初めての訓練でプライベート(自家用)用に使用しているところはあまりお勧めできません。
C150やC152はC172と比べて性能は劣ります。その分免許取得までに必要な技量を習得するまでに多くの飛行時間を必要とします。単価が安いので時間が必要な人には最適ですが、このような人はすでに免許を持っており事業用の免許取得のために時間貯めをしているような人です。
1番の問題点はほとんどのC150やC152は計器飛行に対応しておらず、エアラインを希望される場合に必要な計器飛行の訓練に使えないということです。
計器飛行では新たにC172などに乗り換えて、新たにC172の特性になれなければならないと言うデメリットが発生します。
C150,C152はあくまでも、すでに免許を持っていて時間貯めに使うものだと言う認識を持つ必要があります。
レンタル相場で行くと1時間当たり保険料・燃料費込みで80ドルから130ドルです。
PA28(チェロキー、ウォーリア、アーチャー)はどうなの?
これらの機体はC172と双璧をなすパイパー社の名機です。C172との大きな違いというと低翼機(翼がパイロットのお尻の下にある機体)ということです。
詳しくはwikipediaのページでご確認ください。 こちらをクリック
低翼機の特性は着陸が高翼機に比べて楽である点です。
C172を着陸させることができれば、PA28を着陸させることはあまり難しくはありませんが、逆はなかなか苦労するようです。
訓練機として申し分ありません、チェロキーの相場は保険料・燃料費込みで150ドルから200ドルです。
ウォーリアやアーチャーは高性能機になりますので相場は50ドルから100ドル程度上がります。
機体で訓練校を選ぶ場合のまとめ
事業用まで一貫して同じ機体が使えて、C172やPA28を使っている訓練校でレンタル費用が相場の範囲内であるところが絶対条件です。
さらに、プライベート訓練で使用する機体が計器飛行に対応しているとさらに良しです!
C172およびPA28チェロキーの相場は保険料・燃料費込みで150から200ドル。
ジープラスフライトスクールが提携しているクリスタルエアログループは、訓練機体でC172のN型を使用しており。全てにGPS危機であるGarmin430を搭載した計器飛行対応の機体でレンタル費用は1時間当たり機体保険、燃料代が込み込みで159ドルです。
その他の訓練費用や生活費については、また後日。
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(機体レンタル費)
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