ANAウィングスが自社養成を開始するらしい。
ふと訓練生の就職のために色々と調べていたらこんなニュースが飛び込んできました。
ANAウィングス自社養成 告知ページ
https://www.ana.co.jp/group/pr/201903/20190301-2.html
自力でライセンスを取得したパイロットの就職先として有名なANAウィングス。有資格者だけではやはりパイロットが足りないのでしょうか?
今最も勢いのあるLCCのPeach AviationがANAホールディング株式会社の連結子会社ですのでパイロットの行き来はあるとしたらパイロットは不足してしまうでしょうねー
もしくは、有資格者のレベルが低いのか、、、、
世界中で話題のパイロット不足っていうのは基本的にキャプテン候補が不足しているってことです。実は副操縦士は割といます。時代が進めば副操縦士も不足するのは目に見えていますが、、、
JALも完全子会社のLCCを作るみたいな話も聞きますし、日本も本格的にパイロット不足になりますね。2025年問題?2030年問題?
ANAウィングスの自社養成は訓練をヨーロッパで行うみたいですね、ドイツのルフトハンザ使うのかな?
訓練費用を会社に出してもらって訓練できるみたいですので最高ですね。去年のピーチの自社養成の倍率もとんでもなかったみたいですから、ANAウィングスも相当な数の応募が来ると思います。
MPL(Multi-crew Pilot License)という資格があるようで、定期運送操縦士(キャプテン)の補助ができる資格のようです。
調べてみると自家用操縦士の免許を取得後にサイテーション(小型ビジネスジェット)で訓練をして、事業用操縦士・計器飛行証明の免許を取得せずに乗務することが可能になるらしいです。
てっことはソロ飛行はほとんどせずに二人一組で操縦する飛行機専門のパイロットになるってことでしょうか?
事業用ライセンスも取得していないのでステップアップで別の航空会社に行くこともATPを取るまでは行けなさそうですし、パイロットの囲い込みの面もあるのでしょうか?
免許を取り終わり乗務する旅客機は最新鋭の機体でしょうからソロ時間が少なくても特に問題ないのでしょうか?
旅客機の二第巨頭のエアバスとボーイングはそもそも機体作りのコンセプトが違いまして、エアバスは飛行機はコンピューターが飛ばすものでパイロットはコンピューターの監視と補助が仕事のようなコンセプトです。7次バックアップぐらいまであってそれが使えなくなって初めてパイロットが操縦するようなイメージです。
ボーイングは飛行機はパイロットが飛ばすもの、コンピューターはパイロットの補助というコンセプトです。
ここは教官の個人的な意見ですので、詳しくはご自身で調べてください。
MPLの資格を持つ副操縦士と、ATPの資格を持つ機長が乗り込んだ飛行機で飛ばすようになるのでしょう。
機長がヘルニアで操縦不可能となり、急遽副操縦士が着陸させないといけない状況でハードランディングしてしまい、
30代教官の大好きなドラマ、高校生の時に放送されました。
整備士に「下手くそ!!」なんて言われなければいいですけど。
まぁ自社養成できちんと訓練して会社と国が問題ないとみなした方しか乗務できませんのでそこは問題ないでしょう。
何はともあれ、パイロットの裾野が広がることはいいことですし、ANAウィングスの自社養成事業がうまく行って欲しいと思もう今日この頃です。
全ては未来のパイロットのために!
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