英語はどれくらい必要??どうやって勉強する??

よく聞かれる質問ですが、英語についてです。

パイロットとして趣味で飛行する分には本当に簡単な英語で大丈夫です。

管制官とやりとりしなければならないのに何で簡単な英語力でいいの??

もちろんある程度は会話ができるようにならないといけません、

しかし日本人はよく誤解していることなんですが、会話力の程度の問題です。

別に通訳者になるわけではないので、こちらの言いたいことが相手に伝わり、相手の言いたいことを理解できれば十分です。

綺麗な文章、流暢な発音なんて気にしなくてOK!!

そもそも論ですが母国語ではないことを相手も理解してくれています。こちらが言いたいであろうことを想像して話を聞いてくれます。

文章がおかしくても単語単語を拾って理解しようとしてくれます。逆の立場を想像してください、カタコトの日本語を話す外国人が何か伝えようとしていたら単語単語に注意して理解しようとしますよね?その上でこういうことが言いたいのって感じで聞きませんか?

つまりコミュニケーションなので、言いたいいことを理解してもらえ、相手の言いたいことが理解できれば会話は成立します。

プライベートパイロットにそこまでの英語力がいらない理由

趣味で飛ぶだけならばそんなに英語力はいらないんです。

なぜかというと、趣味で飛行する場合まず有視界飛行をしなければなりません。

有視界飛行とは飛行機を操縦しながら周囲の安全を自分の目で見て確認しなければならない飛行です。

つまり雲の中に入ることはもちろんできませんし、雲からも一定以上の距離を保たなければなりません。地表が見えにくくなる高高度を飛行することもできません。視程が一定距離以上必要ですし、雲底高度が低いと離陸することもできません。

言ってしまえば天気のいい日にしか飛べないんです。

天気がいい日は気流は安定してますし、想定外の気象条件になることはほぼありません。気象条件の悪化が予報されているならば飛ばないという選択肢をとります。

無線交信にしてもそうですが、無線交信が必要な空港に行かなければいいんです。

天気のいい日にだけのんびり飛行する、これが趣味で飛ぶパイロットです。

プライベート免許を取りたいだけでしたら、学科試験に合格するだけの知識と最終試験の口述試験で試験官の言っていることを理解し、自分の考えを試験官に伝えるだけの英語力があれば大丈夫です。

学科試験に関しても出題される問題は公開されている1000問弱の3択問題の中から50問出題されます。
正直な話全て暗記すれば満点が取れます。

口述試験に関しても一問一答形式で答えることができれば大丈夫です。

プロパイロットになるにはプライベートでの英語力では話になりません。

飛行機を操縦することで報酬を得るプロパイロットは英語が必須です。日本人の多くが想像している英語が話せる状態です。

英語で放送されている映画やドラマ、ニュースなどを字幕なしで理解できるレベルのリスニング力、状況に応じて咄嗟に会話ができるレベルが必要です。こちらも通訳者になるわけではないので綺麗な文章や流暢な発音は必要ありませんが、相手の言っていることをすぐに理解でき、自分の言いたいことも1回で相手に理解してもらえるレベルが必要です。

プロとして飛行する以上は多少天気が悪くても飛ばないということはできません、飛行の最低気象条件以下であればもちろん飛びませんけど。

英語の勉強方法は?

教官オススメ勉強法 ランキング ベスト5

  1. ロゼッタストーン
  2. 学科問題集
  3. オリジナル単語帳
  4. 好ききな映画勉強法
  5. ひたすら話しかける

第1位 ロゼッタストーン 

公式ホームページ https://www.sourcenext.com/product/rosettastone/

世界で一番売れている言語習得プログラム!?説明するより公式ページで確認してみてください。昔はとても高額なイメージがありましたが今では10,000円を切るんじゃないんですかね?キャンペーン中なら2,980円なんて時もあります。

赤ちゃんが言語を習得する際のメカニズムを取り入れているとかなんとか、、、、

とにかくオススメです。 

第2位 学科問題集

どうせ学科試験の勉強をしなければならないので教材としても使いません??おそらく自力で理解するにはとっても時間がかかります。
日本語訳と見比べながら進めていくことで英語力の向上になります。 さらに第3位のオリジナル単語帳と組み合わせることで飛躍的にボキャブラリーが増えます。

第3位 オリジナル単語帳

オリジナル単語帳とは自分だけの単語帳を作り上げることです。必要なものはノートと辞書。
A4のノートでしたら1ページを縦に4分割します。左から1、2、3、4と割り振ることにします。知らない単語が出てきたら辞書で調べますよね?調べてさよならではなく、調べた単語をノートの4分割されたうちの1or3に書きます。単語の意味は2or4に書いていきましょう。調べれば調べるほどにオリジナル単語帳が増えていきます。

そして時間を見つけてはオリジナル単語帳の日本語訳を隠しながら英語単語の意味を答える。間違得るたびに単語に印をつけていく。これを繰り返していくだけです。最初の方は面倒ですが、習慣になるとやめれれません。習慣にするまでが勝負です。

これを繰り返していくだけで英単語のボキャブラリーが飛躍的に向上します。

私が訓練生の頃は学科試験問題集のプライベートでA4ノート1冊、計器飛行で1冊、事業用と普段の生活で1冊ほど出来上がりました。

第4位 好きな映画勉強法

机に向かって勉強するだけでは楽しくないですよね、娯楽要素を含みながら英語力を向上させるにはこの方法がおすすめ。

まずは何度見ても面白いと思う映画をピックアップ。あとは下の順番通りの方法で見ていくだけ。

  1. 話の内容を理解するまで日本語吹き替えで見る。(このステップは飛ばしてもOK)
  2. 登場人物の関係性やセリフを覚えるまで、英語音声の日本語字幕で見る。
  3. 2のステップが終われば英語音声の英語字幕で見る。
  4. 最後は字幕なしで見る。

上記のステップで見ていけば自然と英語を聞き取れる耳が出来上がります。英語を日本語に訳してから理解するのではなく、英語を英語のままで理解できるようになります。聞き流すだけで英語力がアップなんてものがありますが、私の知り合いが行ったところ英語ではなく日本語を暗唱できるようになりました。

大事なことは英語を英語のまま理解すること、わざわざ頭の中で日本語に変換なんてしなくていいんです。

第5位 ひたすら話しかける

これは行動力が必要です。お住いの地域に外国人がよく来るバーやクラブなどはありますか?またはFacebookなどで日本に住んでいる外国人のコミュニティーやイベントなどをチェックされていますか?見つけたら行動あるのみそこに行ってひたすら話しかけましょう。もちろん相手も人間ですので嫌だとか断られたらすぐに次へ!

理解はできても話してみないと、とっさに言葉は出てきません。ネイティブが使う言い回しなんかも聞くことができて新鮮です。聞き取れなかったらなんて言ったかを聞き、もし言い方に間違いがあったら教えてと伝えることができれば飛躍的に会話力が上がります。

注意ですが、自分だけ得をしてはダメです。相手にもメリットを与えましょう。例えばバーやクラブなら1杯奢るとか、友達になればご飯を奢るとかです。お金だけではなくて言語交換なんてのもOK。

あなたが日本語を教える代わりに、相手から英語を教えてもらいましょう。

この方法は強靭なメンタルが必要ですので、くれぐれもご注意ください。

最も大事なことは一日15分でもいいので毎日英語に触れることです。継続することが一番大事です。

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